みんなが好きなあの動画も、日常の合間をぬって作られている。
「YouTuber」「歌い手」「実況者」なんてカテゴライズによって勘違いしがちだけど、
ネット上のユーザーコンテンツは、そのほとんどが「ただの趣味」で、「日常の合間をぬって」作られていることを忘れてはいけない。
仕事から帰った後に、育児の合間に、たまの休みに…
自己満足を満たすために、反応が嬉しいために、
日常の「やらなきゃいけないこと」を誤魔化して、コンテンツは産み出される。
しかし、日常はある日、突然姿を変えて襲いかかってくる。
病気、転勤、部署の移動、家族の病気、親の介護…
日常が変化するのはいつも突然である。
そうしたとき、自己満足のための趣味活動は、当然後回しになる。
趣味は、日常の支配下から逃れることはできない。
ファンは、クリエイターを応援することはできても、
クリエイターの日常に干渉することはできない。
もし、あなたの応援している個人クリエイターが突然姿を消したとしても、責めてはいけない。
彼らは今、新たな自由のために、日常と戦っているのだから。